緊急声明!渋谷区は野宿者排除をやめろ!2022年12月14日の美竹公園の強制封鎖に抗議する

わたしたちは全世界をグローバル資本から解放し、プレカリアートの自律性と相互扶助の力で民主的世界の確立を目指している労働組合である。

わたしたちは渋谷区当局が2022年12月14日に美竹公園の強制封鎖に踏み切り、美竹公園で生活を営んでいた野宿者の強制排除を行ったことに抗議する。
美竹公園は渋谷区当局と東京都当局の立てた「渋谷1丁目地区共同開発事業」なる計画の対象で、この計画が実現すると行政当局と結託した不動産開発業者のヒューリック、清水建設からなる共同企業体「Link Park」が建てた商業ビルの前庭化されてしまうという。

渋谷区長の長谷部は「ダイバーシティ&インクルージョン」などと日ごろから謳っているが、それは詭弁だ。資本と政治家が結託して、自分たちが儲かるものに「多様性」を見出し、そうではないものは有無を言わさず排除するのは卑怯だ。

渋谷区当局は野宿者に対して「生活保護申請をして、路上生活をやめてください」と言っているが、これも詭弁だ。確かに一面では生活保護制度は大事な制度である。
しかし同時に生活保護を取らないで、路上で自らの稼ぎで生活をすることで役所の世話になりたくないという人もいる。そういう人の自由も大事だ。
公園でテントを張って寝泊まりをしたり、そこに仕事で使うものを置いたり、大勢の仲間と炊き出しのご飯を食べることは人の自由だ。それが大事なことではないかとわたしたちは考えている。
渋谷区当局はハウジングファーストやら生活保護受給の権利やらと言っているが、そういう表面だけ綺麗な言葉で人の自由を奪うべきではない。

渋谷区は野宿者排除をやめろ!。わたしたちは区立美竹公園の完全封鎖に抗議する。同時に美竹公園で生活を営んでいた野宿者が今は近隣の神宮通公園に移っているが、神宮通公園の封鎖にも反対する。
わたしたちは自由な野宿者と連帯して行動する。

フリーター全般労働組合 2022年12月20日

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