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フリーター全般労働組合

フリーターに役立つ法律知識

第9回 これって派遣?偽装請負??

【Q】
 登録した派遣会社から、ある機械の製造工場を紹介されて、1年間働いてきました。
出勤時間を指示され、正社員と同じ時間帯に同じような仕事をして、交代で夜勤もこなしてきました。それなのに、私だけ雇用保険にも社会保険にも加入させてくれません。有給休暇も認められません。会社に聞いたら「あなたは請負だから雇用保険や社会保険には入れない。有給なんてあるわけない」と言われました。

【A】
  請負契約は、本来、仕事の完成だけを約束するものです。たとえば、フリーライターが「何月何日までに何文字でこれこれについての原稿を送ります」という約束をするというように。この場合、ライターは約束の日までに原稿を送ればよく、いつどこで原稿を書くかを自分で決めることができます。依頼主には「何時から何時までどこで原稿を書きなさい」と指示する権限はありません。

 請負契約で仕事を請け負う人は、個人事業主です。ちなみに、個人事業主は労働基準法上の労働者にはあたりませんが、労働組合法の上では労働者です。個人事業主には、労働基準法上の労働者の権利である労働時間の規制や労災は適用されませんが、労働組合法上の労働者の権利である団結権や団体交渉権、争議権は認められています。
 だから、個人事業主であるプロ野球選手にも労働組合があり、ストライキを行うこともあるわけです。しかし、勤務時間や勤務場所を定められ、しかも仕事の指示を受けて働いているのであれば、いくら請負と呼ばれていようと、実態は、会社に雇われている状態だといえます。つまり、あなたは請負契約ではなく雇用契約を結んで働いている、労働基準法上の労働者。実際は、雇用関係があるにも関わらず、雇用者の義務を逃れるために請負契約を偽装された「偽装請負」です。当然、会社は雇用保険にも社会保険にも加入させる義務があります。有給休暇も取得する権利があります。

 そもそも姑息な手段で責任逃れをするような会社ですから、個人で会社に申し入れてもまともに対応しないどころか、契約切れを理由に解雇をされてしまう可能性もあります。労働組合には憲法28条によって団体交渉権が保障されているため、労働組合の交渉を会社は拒否することはできません。労働組合に加入して、仲間と一緒に会社と交渉することをお勧めします。まずは電話かメールで相談してください。

※フリーター・派遣・偽装請負の電話相談を開設しています。
2007年2月から毎週月曜日(祝祭日をのぞく)18:00~21:00
電話相談 03-5371-5202
対   応 管理職ユニオン・フリーター全般労組・東京ユニオン・派遣ユニオン

(フリーター労組メールマガジン 2007年3月26日号より)

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