

第18回 1年たったら正社員にするはずが……
【Q】
1年たったら正社員にするから、とりあえずアルバイトで働いてといわれ働いてきました。しかし、1年過ぎても正社員にしてくれません。契約書はないのですが、口約束は守ってもらえなくても仕方ないのでしょうか?【A】
口約束もリッパな雇用契約(民法623条)です。雇用契約とは、雇い主と労働者との間で決めた働く条件などの約束ごとをいいます。「1年たったら正社員にする」と約束したのなら、書面でなくても、労働契約は結ばれていると考えられます。
ただし、物的な証拠がないので、あとは、交渉次第ということになります。雇い主がとぼけてらちがあかなければ、フリーター労組など1人で入れる労働組合に加入して、約束を守るよう交渉することもできます(必ず正社員になれるとまではいえません)。
正社員にするつもりなどないのに、「正社員にするから」といって、非正規雇用のままで働かせようとする会社も少なくありません。そんないい加減な会社は辞めてしまうというのもひとつの選択ですが、今までもそうやって人をだまして働かせてきたのかもしれませんし、これからもズルを続けるかもしれません。
そういういい加減な会社の場合、ほかにも残業代の未払いなど問題があるケースが多いものです。どうせ辞めるつもりなら、筋を通して、落とし前をつけてはいかがでしょう。
(フリーター労組メールマガジン 2007年12月25日号より)