

第25回 「能力がないから辞めてほしい」と言われた……
【Q】
自分が勤めている会社の社長から「おまえに仕事をまかせていた。まともにできなかったのは、能力がないからだ。」と言われ「辞めてほしい」と言われました。【A】
「辞めてほしい」は解雇ではないので「わかりました」と認めてはいけません。「いやです」とはっきり拒否しましょう。もし「解雇」と言われても、人を解雇するには誰もが納得できる十分な理由が必要です。会社に「解雇」であることを確認し、就業規則のどの規定にあたるのか書面によって示すよう求めたら、会社は拒否することは できません。使用者が気に食わないという理由で勝手に働く者を解雇することはでき ません。
使用者は労働者を解雇する場合、原則として少なくとも30日前に解雇の予告をする か、30日分以上の平均賃金(解雇予告手当)を支払わなければならないと規定されています(労働基準法20条)。また能力がないと漠然と言われても十分納得できる理由にはなりません。会社側は十分な教育、指導をする責任があります。
(フリーター労組メールマガジン 2008年7月26日号より)