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フリーター全般労働組合

フリーターに役立つ法律知識

第30回 派遣切り、非正規切りで活用できる制度

【Q】
 昨年12月半ばに、派遣会社から「今月末で契約満了。寮も1月5日までに出るように」と言われ、今月5日に寮を出ました。10数万円の貯金はありますが、アパートを借りる敷金・礼金には足りません。ネットカフェに泊まって、求人雑誌で「住み込み・日払い」の仕事を探していますが、なかなか見つからず、このままだと貯金が底をついてしまいます。どうしたらいいでしょうか。

【A】
  活用できる制度があります。昨年秋頃から拡大したいわゆる派遣切り・非正規切りへの対策として、昨年12月から、厚生労働省は、ハローワークを通して、社員寮などから退去を余儀なくされた人への住宅確保のための支援を始めました。具体的な支援内容は、
1.「雇用促進住宅の入居あっせん」 と、 2.「住宅入居初期費用、家賃補助費、生活・就職活動費の資金の貸付」です。

1.「雇用促進住宅の入居あっせん」

 派遣切りなどで社員寮からの退去を余儀なくされた求職者とそれに準じる求職者だとハローワークで判定されると、各地の雇用促進住宅(かつて雇用保険料のお金を使って建てられた住宅です)に、空きがあれば、緊急に入居することができます。平均家賃は2万5千円。6ヶ月の定期借家契約です(延長可)。入居の相談は、各地のハローワークか非正規労働者就労支援センターで。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/12/h1212-4.html

2.「住宅入居初期費用、家賃補助費

 事業主都合(解雇・雇用期間満了)で仕事を失って寮を出て住むところも失った人は、住宅入居初期費用などの資金を貸し付けを受けることができます。常用就職に向けた就職活動を行うこと、貯金・資産がないこと、離職前に主として世帯の生計を維持していた者といった条件はあります。担保・保証人は不要。貸し付けの利息は1.5%。貸し付け半年後に常用就職していた場合は、返済が一部免除されます。貸し付けの相談は、各地のハローワークで。 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/12/dl/h1212-4d.pdf

 寮を出る前なら、そのまま居座って派遣会社と交渉することもできます。「解雇は認めません。働き続けます」「(借地借家法27条の賃貸借の解約には6ヶ月の猶予が必要ということを根拠に)寮は出ません。ここに住み続けます」「家賃は払います。今まで通り給与から天引きしてください」「解雇は認めません。今まで通り給与を払ってください」と答えて、次の住居や仕事を確保してください。
  交渉にあたっては、フリーター労組など、1人でも加入できる労働組合に加入して行えば心強いでしょう。労働組合に加入して交渉すれば、契約期間途中の契約解除なら残りの期間の賃金補償を求めることもできます。期間満了であっても、派遣会社から、契約を更新してもっと長く働けると期待するようなことを言われていた場合は、交渉の余地があります。
不安定な仲間の生活を支える越冬実行委員会の「派遣切り対応マニュアル」も参考にしてください。

(フリーター労組メールマガジン 2009年1月27日号より)

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