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フリーター全般労働組合

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フリーター労組メールマガジン #1(創刊号) 2006/7/25号

☆フリーター全般労働組合06執行委員会からのご挨拶

私達は、「誰でも1人でも加入出来る労働組合」として、フリーター・非正規労働者、正社員・失業者層も含め不安定な生活を強いられている労働者(以下プレカリアート)で組織されている労働組合です。

今、私達は大きな問題に直面しています。それは、雇用の不安定化です。若年労働人口に占めるプレカリアートの割合は既に半数を超え、全労働者レベルでもその割合は4割に迫っています。この層の特徴は劣悪な労働条件と全般的な無権利状態の恒常化です。

私達は、正規労働者とプレカリアート層の間に横たわる格差を是正、「均等待遇」を求めて運動を行います。雇用・労働保険など正規労働者には当たり前に適用されている諸制度・権利を完全に適用させる。このことは現状の法制度の運用を厳格に行えば可能です。更に、同じ仕事をすれば雇用形態に関わらず同じ賃金・待遇が当たり前の社会を目指します。その為には、アメリカ・財界などの利益を大切にし、海外ではイラク戦争など侵略戦争に参加、国内では社会の二極化を加速させ、私達に一方的な犠牲を強いる現体制との闘いは欠かせないと考えています。

みなさん、私達の置かれている状況は決して個人の「自己責任」ではありません。明確に社会のあり方の問題です。私達は、自らの現状を変える為に各方面の人々と連帯し、個別の労働・生活問題の解決から社会への働き掛けなど力の限り奮闘する決意です。互いに手を取り合い共に頑張りましょう!

2006年7月
フリーター全般労働組合
執 行 委 員 会


☆今月のフリーター労組

■組合大会 2006年6月18日(日)
2006年度組合定期大会を都内で開催しました。大会では、次期の運動方針を論議し、規約を改正し、新執行部を選出しました。

1. 運動方針
「次期定期大会までに組合員を100人にする」
方針を達成するために以下の3点に取り組む
・フリーター労働相談
・生活保護-基本所得問題
・非正規雇用バッシングに抵抗する言論活動

2. 規約改正
新規約は、
http://a.sanpal.co.jp/paff/union/
旧規約は、
http://a.sanpal.co.jp/paff/union/regulationObsolete.html
に公開しています。

3. 新役員選出

(1)執行委員長   大平正巳
(2)執行副委員長  攝津正
(3)書記長     山口素明
(4)会計      三浦仁士
(5)会計監査    鈴木剛

■労働相談・団体交渉

電子メールで突然の不当解雇を言い渡された方からの相談を受けました。組合は不当・不法な解雇を行った経営者に解雇撤回を申し入れ、団体交渉を開始しています。今後も解決に向けてがんばっていきますので注目と支援をよろしくお願いします。


☆エッセイ 「携帯電話とフリーター、不安定就労」 三浦仁士

先日、ムケンゲシャイ・マタタさん(コンゴ民主共和国)の話しを聞きに行った。 

国民的電化製品携帯電話の部品タンタルは、黒いダイヤモンドと呼ばれ、コンゴ民主共和国で採掘される。同国は世界で1,2を争う資源の宝庫でありながら世界最貧困国である。国境付近には、周辺国の軍隊が駐屯しており、盗掘が公然と行なわれる。ルワンダ政府は、米系子会社にタンタル鉱山への優先的アクセス権を与えている。‐日頃僕らが身につけている携帯、そういう関係?抑圧される「誰か」をみつけださないとできない運動なんて?コンゴ民主共和国の鉱山労働者は、年端のいかない子供たちである。大国資本の都合、万事、利益を牛耳る者の都合なのだ。

フリーターもまた、雇う者にとって都合のよい存在である。「俺が仕事を取ってきてやってる」、俺が俺がのご都合で不安にさせられ、寝付けなくなる。同型のパターンがあちこちにはびこっている。彼らが一番恐れていること、手前勝手な都合で貶められる者たちが、「人をないがしろにすることを、なすまいぞ」と共に生きる形を、創りだすことだ。マタタさんの話を聞きながら、自分のことと重ね合わせた。


☆ 非正規労働者に役立つ法律知識

≪連載開始にあたって≫フリーターも正規労働者と同じ労働者です。

TVや新聞、雑誌などで正社員と対比して非正規労働者・フリーターという言葉が頻繁に使われています。まるで正規労働者(正社員)とは全く違う身分との印象を受けますが、法律(労働基準法第9条)上ではどちらも同じ権利を持った労働者です。 

そこで、この連載では労働法規に関し特にフリーター・非正規労働者の役に立つ情報を扱って行こうと考えています。

※ 労働基準法とは
使用者(経営者)が労働者を雇う場合に守らなければならない「最低基準」を定めています。使用者この法律を守らない場合はば「罰金」や「懲役」など「刑法」と同じ役割を持つ法律です。

●第1回テーマ
「職場で遅刻をしたり、物を壊したら給料を減らされることは許されるのか?」

【相談内容】

今回は初回ということもあるので、法律的なお話よりも具体的な事例でお話したいと思います。最近、飲み屋で働く友人と話した時に「遅刻(1回500円)をしたり、皿を割ったりするとぺナルティーとして給料が減らされる(天引きされる)」という話を聞きました。こんなことがまかり通っているのかと思いつつ事実は事実として今回の事例とさせていただきます。

【返答】

結論から言うと完全に違法です。

皿を割ったという件について、労働基準法第二四条「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない」と定めていますから、罰金を給与から天引きすることは出来ません。そもそも労働者は使用者の指揮命令下で働いており、使用者はそこから利益を得ている訳ですから不注意(故意なら別です)で物品を壊してしまったとしても、負担は原則として使用者が負うことになります。
 
次に遅刻の件についてですが、遅刻早退欠勤をした場合実際に労働しなかった時間分以上に賃金を引くには就業規則に懲戒の事由と種類を明記してある必要があります。また減給出来る額も決まっています。労働基準法第九一条は「就業規則で労働者に対して減給の制裁を定める場合においては、その減給は、一回の額が平均賃金の一日分の半額を超え、総額が一賃金支払期における賃金の総額の一○分の一を超えてはならない」としています。今回私が聞いた事案では、一回の遅刻で機械的に500円天引きとなっており明確に違法となります。

最近、非正規労働者が増え、労働基準法なんて関係ねえや(知らねえや含)!という職場が激増しています。でも、労働者を雇うにはお約束があり、それを守れない使用者は罰せられるというのは原則です。

今後、私達フリーター全般労組もみなさんのお役に立てるよう活動して行きます。共にがんばりましょう!


☆イベント情報

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メーデー!メーデー!メーデー! 4.30弾圧を許すな
     8.5 プレカリアート@アキバ
〜やられたままで黙ってはいないサウンドデモ→集会〜
http://sounddemo.nobody.jp/
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○集合:8月5日(土) 14:30
○場所:総評会館(千代田区神田駿河台3-2-11)
http://www.sohyokaikan.or.jp/access/index.html
○交通:【地下鉄】千代田線・新御茶ノ水駅、丸ノ内線・淡路町駅、都営新宿線・小川町駅 いずれもB3出口(徒歩0分)【JR】御茶ノ水駅 聖橋口(徒歩5分)
●サウンドデモ:16:00‐18:00(予定)●集会:総評会館18:00‐21:00(予定)

不安定さを強いる社会を転換させよう。生きることがこれほどにも大変なのは、言われるほど自分のせいではない。おかしいのは仕事も住居も、からだもこころも、日々の暮らしのすべてを不安定さに晒すこの社会だ。

なるほど目の前には「自由」が吊り下げられている。際限のない生き残り競争の果てに、互いの生を貶め合う「自由」だけが与えられている。しかし見るからにそれは自由ではない。偽物はいらない。

プレカリアート(不安定さを強いられた人々)が自らのものとした声は、人がつながりあう場へと街路を取り戻すサウンドデモとして表現された。これを封じ込めようとして、警察は恫喝と盾と不当逮捕を持ち出した。だが、すでに発せられた声をかき消すことなどできない。誰もやられたままで黙ってなどいないからだ。

私たち自らが望むものをはっきりさせようと思う。それはただここに出会い、話し、驚かされ、喜び、生きることである。欲しいのは、考え、動き、表現することの中に、互いの生を交錯させる自由である。これらを奪うことを許さない。そのために力を尽くそう。

2006年7月
実行委一同

※「8.5サウンドデモ→集会」に賛同する団体・個人、そして何よりもこの取組みを成功させるために動いてくれる仲間を募集しています。ぜひ連絡を!
※以上の取り組みにご賛同いただける団体・個人の方は、公表の可否を書き添えて、下記振込先に賛同費をお寄せください。(団体2000円、個人1000円)

【振込先】
郵便局「ぱるる」記号 10080 番号 91518311
口座名 フリーター全般労働組合
※郵便振替口座ではなく「ぱるる」口座です

【連絡先】
mayday06q(at)yahoo.co.jp(メーデー救援会)/paff(at)sanpal.co.jp(フリーター全般労働組合)/war_resisters(at)yahoo.co.jp(戦争抵抗者の会)/070-5587-3802(抵抗電話)

〈実行委運営上の確認〉
政治的立場の違いを暴力によって「解決」することを実践し、その行為と思想を正当化し続ける人びとの参加はおことわりします。

2006/07/31 ワークショップ「共助・協同・協働が拓く福祉社会」@東京
http://www.labornetjp.org/labornet/EventItem/1152414868165kawazoe

2006/08/02 雇用破壊 非正社員という生き方 鹿嶋敬@大阪
http://www.labornetjp.org/labornet/EventItem/1151942928551kawazoe

2006/08/19 店長だって労働者だ!!−マクドナルド店長の未払い残業代提訴−@京

http://www.labornetjp.org/labornet/EventItem/1152392281491staff01

2006/11/25 同一価値労働同一賃金について〜日本での実現をめざして〜 森ます美
@東京
http://www.labornetjp.org/labornet/EventItem/1151943085788kawazoe


☆お問い合わせ

PAFF(すべての非正規労働者のためのネットワーク)・フリーター全般労働組合
ホームページ: http://a.sanpal.co.jp/paff/
メールアドレス: paff@sanpal.co.jp

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