6/12開催の国会前「LGBT差別増進法に抗議する緊急大集会」への団体賛同アピール

「理解増進法」を粉砕しよう

私たちフリーター全般労働組合/キャバクラユニオンは、トランスジェンダー差別、セックスワーク差別に反対する労働組合として、「理解増進法」なる悪法の成立に断固反対すべく、本日の闘いに合流します。

そもそも、差別は法律を作ることで解決できるものでは一切ありません。差別からの解放は当事者を中心とした実力闘争で勝ち取るべきものです。

ただ、その闘いの中で、よくできた法律は、道具として使うことができます。

「理解増進法」は差別を直接に禁止するものではなく、そもそもナンセンスなものです。ただ、当事者が労働問題として差別を受けた場合に、道具として使うことが一応できるはずのものでした。

しかし今回の修正案では、「全ての国民が安心して生活することができることとなるよう留意する」なる奇妙な文言が追加されています。そもそも「日本に住む人」よりはるかに狭い概念である「国民」が使われていることにも疑問がありますが、「安心して生活する」ことが「当事者の労働問題を引き起こした加害者や会社側人員」にも求めらられるのだとしたら、当事者の労働問題の解決にこの法律をつかうことはもはや困難です。

性別特例法で、一度できた法律が、その後なかなか変更できず、少なからぬトランスジェンダーに苦痛を与え続けているという歴史を、我々は知っています。

このような法案にはもはや修正の余地はありません。粉砕あるのみです。

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